もう一度再生

新型 ARCディスクホイール

エアロラインナップが完成

完成形

ARC 1100 DICUT DISCホイールは、DT Swissのエアロロードホイールラインナップを完成させます。既存のエアロカテゴリーと緻密に揃えられたリム内幅の均一性とデザインが特徴です。ARCディスクホイールは、絶対的な競争優位性を提供すると同時に、野心的な目標を追求できるように設計されています。

構造

材料構造

エアロ技術パートナーであるSwiss Sideによって空力的に最適化された自社設計のARC 1100 DICUT DISCは、高品質なカーボンファイバーで作られた8本の同じサイズの対称的に配置された接着カーボンパーツで構成されます。織り地のカーボンレイアップが材料構造を強化すると同時に、内側の超軽量フォームプレートが高い横剛性とねじり剛性をサポートします。

リム構造

ディスクホイールは非対称形状であり、フラット面を駆動側、わずかに出っ張った面をブレーキマウント側とすることで、非対称に作用する駆動力と制動力に対処するだけでなく、リア変速機のスペース要件も満たします。バルブ穴を段差のない蓋でカバーすることで、最適なエアロダイナミクスと最小限の乱流を確保しています。工具を使用せず、90度回転させるだけで開閉できます。

エアロダイナミクス

最速のエアロホイール

空力的に最適化されたディープセクションリアホイールと比較して、フルカバータイプのディスクホイールは、翼のようにより効果的に作用します。ARC 1100 DICUT DISCホイールのエアフローは、リム表面に沿って空気が長く流れます。こうすることで、フルカバータイプでも「早期の」失速を防ぎ、ディスク表面全体で静かでなめらかな、安定したエアフロー挙動をサポートします。そのため、ディープセクションリムホイールと比べて生成される推進力が強く、横風での抵抗の減少がより顕著になります。 並進抗力およびセーリング効果の詳細はこちらを参照してください。

風洞実験の結果

DT SWISSのセットアップ

エアロラインナップ内で、ARC 1100 DICUT 80/80(フロントホイール/リアホイール)およびARC 1100 DICUT 80/DISCの2つのセットアップの比較実験を実施しました。ARC DISCホイールをリアで使用すると、抗力が減少し、結果的にバイクの空力抵抗を克服するのに必要な重み付け後のパワーを1.8ワット*節約できます。80/DISCセットアップでは、ヨー角全体(+20°~-20°)で抵抗レベルの低減が見られ、約15°までの高いヨー角ではセーリング効果の上昇が見られました。これらの結果から、このホイールセットの組み合わせが、DT Swissエアロラインナップの中で最速であることがわかります。

競合他社のセットアップ

DT Swissのセットアップである80/DISCとZipp 808/Disc Super 9の比較実験を行いました。風洞実験の結果から、DT SwissのセットアップにはZippのセットアップに対して以下の測定可能な優位性が得られることがわかりました。Zippのセットアップでは、自転車の空力抵抗を克服するために、DT Swissよりも約2ワット多いパワーが必要でした。つまり、ZippのセットアップはARC 80/80セットアップと同等のパフォーマンスを示すことになります。

最先端

最先端のディスクホイール

抜群の空力性能に加えて、ARC 1100 DICUT DISCホイールは、サイクリング業界における最新のエアロバイクフレームの要件を満たす洗練された機能を備えるよう特別に設計されています。

ディスクブレーキシステム

DT Swissディスクホイールは、ディスクブレーキシステムのみに合わせて設計されています。クリアランスが広いことでディスクホイールの形状とそのリム内幅の構造を有効活用するチャンスが得られます。 ブレーキシステムの違いについてはこちらをご覧ください。


競争力ある重量

ARC 1100 DICUT DISCの重量は1100 gであり、ディスクブレーキバイクのチューブレスクリンチャーディスクホイールの中でも最軽量レベルです。ワイドなリム幅とフック付きリムという最新の特徴を組み込んでいることを考慮すると、このホイールは競争力ある重量性能比を提供し、わずかに起伏のあるコースでの使用も可能です。

ワイドなリム内幅(20 mm)

リム内幅を広げ、そこにワイドタイヤを組み合わせて取り付けることがエアロサイクリングのトレンドになっています。ARC 1100 DICUT DISCホイールの開発では特にその点が追求されました。

 

チューブレスクリンチャー

ARC 1100 DICUT DISCはチューブレスシステム向けに開発されており、転がり抵抗などのライディング特性の向上を意図しています。チューブレス技術についての詳細はこちら。

 

リム幅


現代のタイヤ幅に対応したワイドリム

アマチュアでもプロの世界でも、タイヤはワイド化の傾向にあります。ARC 1100 DICUT DISCのリムはワイドタイヤ専用に開発されており、最適な転がり抵抗と高い快適性といったメリットに加えて、前方からの風や気流の影響を受けにくいのが特長です。

転がり抵抗

リム内幅20 mmでのワイドタイヤとの互換性:エアーボリュームが増える結果、リム打ちパンクが発生するリスクを減らし低タイヤ圧で走行できます。各種測定結果から明らかなように、タイヤ空気圧が下がると、荒れた実際の路面での転がり抵抗を低減することができます。これは、タイヤがより変形しやすくなることから、路面によって生じる衝撃を吸収しやすくなるためです。

快適性

現代のロードバイクの軽量かつ剛性の高いカーボンフレームでは、凹凸のある路面の衝撃や振動がそのまま身体に伝わります。ワイドタイヤは空気圧を下げられるため、これを緩和することができます。つまり、路面とリムの間の空気の体積が増えることで、衝撃に対するクッション性が高まり、ライダーにとっての快適性が高まります。

設計

カスタマイズ可能なデザイン

ARC 1100 DICUT DISCは大胆なデザインが特徴です。そのデザインに合わせて、ディスクホイールにはDT Swissを代表する赤色のビニールステッカーが付属します。DT SwissのフロントホイールARC 1100 DICUTと相性が抜群です。ホイールのデザインをバイクに合わせられるよう、「ゴールド」「クロム」「ブラック」のカラーバリエーションのステッカーを自分で貼ることができます。

技術

最先端技術

フック付きリム

比較的幅広のタイヤと比較的高い空気圧を組み合わせる必要がある場合、バイクの安全性という観点から、フック付きリムが技術的に最適なリム構造であると考えられます。

ARC 1100 DICUT DISCホイールはフックリムデザインを採用しています。このリムでタイヤのビードがしっかり保持され、不適切な空気圧に由来するタイヤのパンクリスクを低減します。ARC 1100 DICUT DISCは、チューブレスとチューブタイプの両方のシステムに対応しており、ライダーに幅広い選択肢を提供します。

RATCHET EXPを搭載した180 DICUTハブ

ARC 1100 DICUT DISCホイールは、Ratchet EXP Systemを搭載した180 DICUTハブを備えています。超軽量SINCセラミックベアリングはハブの最適な転がり動作を実現します。高品質なEXPシステムにより、ベアリング距離が増えることで信頼性が最大限に高まり、ベアリングの寿命が延びます。さらに、ストレートなバネがより直接的なかみ合いをもたらし、摩耗が減り、必要なパーツ数も減少します。それによってメンテナンスが容易になるだけでなく、重量も減りますRatchet EXP

ARC disc

新型ARCディスクホイール

ARC 1100 DICUT® DISC

  • 希望小売価格(米国$) 最低:$ 2795
  • アイテム当たり重量 以降 1074 g
  • ブレーキインターフェイス ディスクブレーキ
製品を見る